うめぶろぐ

日々のもろもろ。

なおみ先生(しろ組編)

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私はあんまり人を嫌いにならないほうだと思ってるんだけど、それでも学校や会社の中で「苦手だな」と思う人は常にいる。

今だってパート先で苦手な人はいる。

お客さんでも苦手な人いるし。

 

でも今まで苦手になった人たちだって、今となりゃどうだっていい。

クラスの苦手な子には卒業しちゃえば会うこともないし、職場の苦手な人には退職しちゃえば会うこともない。

 

二度と会うこともないんだから、苦手でいる必要もない。

どうでもいい。

どこかで勝手に元気でいてくれりゃいい。

 

そんな私が、いまだに唯一「どうでもいい」と思えない人がいる。

それが「なおみ先生」

 

今までの人生で関わった人の中で、1番嫌いな人。

 

なおみ先生は私が通っていた保育園の保母さんだった。

 

なおみ先生は園長先生の奥さんで、たぶん年齢は当時で50代後半から60代くらいだと思う。

園長先生より権力を持ってる雰囲気だった。

 

私は3月生まれで体も小さくて、給食を食べるのもまわりと比べて遅かった。

それをいつもなおみ先生に怒られた。

 

しろ組(年中組)のときのこと。

時間内に食べ終わらない私は教室の邪魔だと、給食を持ったまま毎日倉庫に入れられて、電気もつけてもらえない倉庫の中でひとり給食を食べた。

ある日は無理やりサラダを口の中に入れられて、そのあとトイレで吐いた。

その日給食に出たお蕎麦を吐いて、それが汚かったので、私はだいぶ大人になるまでお蕎麦が食べられなかった。

その時サラダにかかっていた白いフレンチドレッシングはいまだに食べられない。

 

ある日、なおみ先生は給食の時間に母を呼び出した。

私の給食を食べる遅さが異常だから、見に来て家庭でもよくしつけてほしいということだったみたい。

 

母は公務員で平日の昼間なんて仕事の真っ最中だったけど、時間休を取って保育園まで来てくれた。

 

たまたまその日、私は時間内に給食を食べることができた。

 

母が仕事に戻ったあと、私はなおみ先生から「お母さんが見てるからって今日に限って早く給食食べるなんて」とネチネチ叱られた。

あなたは性格が悪くて手に負えない、というようなことを何度も言われた。

 

なおみ先生との保育園生活は、しろ組が終わってみどり組(年長組)になってからも続いた。