うめぶろぐ

日々のもろもろ。

祖父母の家へ

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昨日は祖父母に会いに三重県へ。

旦那が運転してくれるので、両親を誘って4人で出掛けた。


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黄色桜が咲く、祖父母が住む地域の川辺を散歩。

 

ほとんど散ってたけど、まだ綺麗に咲いてる蕾もあった。

 

1年ぶりに会った祖父母、去年肺癌で手術をした祖父の経過がよく、食欲も元気もあったので安心した。

 

祖母も元気にお話してくれたけど、だいぶ腰が曲がってきたな。


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父を見て、祖母が私にこっそり「お父さん、だいぶ弱ったな。声も小さくなって…。大丈夫なん?」と心配そうに聞いてきた。

 

毎年寒い時期に鬱が酷くなる父なんだけど、今年は調子が良くて抗うつ剤も増やさずに済んだ。

私としては父の体調は良くなってきてると感じてるんだけど、久々に会った祖父母には弱って見えたみたい。

 

「今年は調子が良いんだよ。心配しないでね」と言っておいた。


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父のアルコール依存症の症状が深刻になった6年前から、両親は旅行に行けなくなった。

足が不自由な母は交通機関では不便も多く、父が運転できないと遊びにも行きづらい。

それまでは大袈裟ではなく、両親は月一で旅行に行ったりもしてたのに。

 

断酒を開始した3年前から父は一滴もお酒を飲んでいなかったけれど、旅行は怖がって行くのを避けていた。

普段と違う環境で飲酒欲求が高まってしまうことはよくあることらしい。

通院しているアルコール治療の病院でも、3年間は旅行を禁止されている(拘束力はないけど)

 

断酒を始めて3年経ったこともあり、今月中旬に両親は6年ぶりの旅行に出掛けた。

長距離の運転は避けて、1時間ほどで行ける温泉に一泊で。

 

母は行く前からすごく楽しみにしてて、旅館から届いたパンフレットを私に自慢して何度も眺めていた。

 

旅先では遊覧船に乗ったり、家族風呂を借りて父と温泉に入ったり、苦手な肉を魚介に変更してもらったお料理を食べたり、大満足だったみたい。

持ち込みOKの旅館だったので、父にスーパーでワインとチーズを買ってもらって部屋で飲んだんだって。父は飲めないのに。

 

断酒中の人間の前で平気で酒を飲む(しかも準備までさせる)のがうちの母。

それでも許されてしまうチャーミングな母です。

 

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祖母の家からの帰り道。

旦那が運転、私が助手席、両親は後部座席。

 

後ろの席から、

「お母ちゃん、次はどこに旅行行こか」「下呂とかどう?」「ちょっと遠いけど、こないだの旅行で自信ついたで行ってみよか」

という楽しげな会話が聞こえてきた。

 

先のことは分からないし不安もあるけど、とにかく今が怖いくらい幸せだと思って泣きそうになった。

 

平成が終わってしまう切なさも少しあったけど、「終わる」というより「繋げてく」のかなと思った。

 

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おじいちゃんおばあちゃん、美味しいお料理をありがとう。

ごちそうさまでした。

 

また会いに行くね。

お父ちゃんとお母ちゃんを連れて。